頑固が気になる愛知淑徳大学雇止め事件

頑固な態度が気になる愛知淑徳大学雇止め事件


愛知淑徳大学で起きた,嘱託職員雇止め事件について,
大学側(交渉代表者事務局長粟野泰次)の交渉態度が
頑固一徹で少々気になり始めました。

名古屋管理職ユニオンは,愛知淑徳大学(愛知県長久手市および名古屋市千種,
学長島田修三)を
運営する学校法人愛知淑徳学園(代表者理事長小林素文)と団体交渉を継続しています。

2013年09月27日愛知淑徳大学嘱託職員雇止め事件

前回団交期日(2013/9/26(木))において,次回交渉期日は,
大学側から週明け早々に提案するとのことでしたが,
週が明けても連絡がないため,ユニオンから督促したところ,
学園内の意見調整に時間を要するため,さらによく週明けまで
待つよう回答がありました。

なかなか頑固で大胆な態度だな…と感じてしまいました。

さっそく,愛知淑徳大学を運営する学校法人愛知淑徳学園に対し,
以下のような意見を述べました。

労働組合としての意見
 昨日,事務局長から電話とファクシミリで連絡を受けたが,連絡内容は,
     要するに,次回期日は来週提案するとのことである。
 当職からは,被解雇者の納得も得られないことであるし,徒に遅延する虞なしとしないから,次回期日を先に提案した上で,学内で検討すればよいとの提案をしているにも関わらず,次回期日は来週以降に回答とのことである。
 前回期日において,学園の対応は,すでに「雇用契約は更新しない」,「改めて新規採用もするつもりはない」という結論を頑なに示すのみであった。
 次回期日の提案も,来週以降に回答するという態度ありきである。
 ところで,不当労働行為のうち,不誠実交渉の代表的な態様に「使用者が結論ありきの頑なな姿勢を変えないこと」というものがある。
 著名な判例として,日本メール・オーダー事件(最高裁判決昭和59年 5月29日,昭和50年(行ツ)第77号・第78号),東北測量事件(青森地裁判決平成 1年12月19日,昭和61年(行ウ)第5号),カール・ツァイス事件(東京地裁判決平成 1年 9月22日,昭和62年(行ウ)第130号)などが挙げられる。
 団体交渉に対する態度として,いささか疑問なしとし得ない以上,当労働組合として,今後は使用者が誠実な態度で交渉に臨まれるよう,あらかじめ意見を述べておくこととする。

参考判例
事件名 日本メール・オーダー
事件名 東北測量
事件名 カール・ツァイス

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